復活祭

イースターの日、申し分のないコンサートがありました。

コンサートはバッハコレギウムジャパンのマタイ受難曲です。

 

いつも旬なもの、季節のこと、大切にしたいと思っています。

 

もともとバッハを聴くことが好きなのですが、蘊蓄は今はやめておいて、本当に素晴らしい3時間ほどの演奏でした。そして終わるやいなやその時すぐのブラボーと拍手、しかし鈴木雅明は指揮の手を下げない。今思えば両腕を左右に伸ばした姿はキリストのようでした。

 

最後の音の余韻を楽しみたい私はこの様なデリカシーと配慮の無い拍手とブラボーを常々苦々しく思っているので、嬉しかったのですし流石と思いました。ドレスデンのマタイの時もそうでした。

 

聴衆はもっともっとマナーをレベルアップして敬意を持って聴くことが必要だと思います。

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コメント: 2
  • #1

    norip (水曜日, 23 4月 2014 03:15)

    初の生コレギウム・ジャパンでしたがテレビで見覚えあるソリストや美しいメロディを楽しむ事が出来ました。 ただS席とは思えない前の隅っこの席で輪の外から聴く状態がいささか不満ではありました。歌い手の足下にペットボトルが置いてあり 誰か途中で飲むかと思っていたけど そんな人はいなかったようです。 それにしてもエヴァンゲリストはお疲れ様だと改めて思いました。 指揮の鈴木氏は真っ白な頭の後姿からよほどのお年寄りと思いきや 素晴らしくエネルギッシュで指揮台から落ちるのではないかと心配しましたが杞憂でした。
    言われる通り最後まで指揮者を見て拍手しなくてはいけないと思いました。 確かに演奏を終えた鈴木氏はキリストと一体になっておられたかもしれませんね 

  • #2

    cto (水曜日, 23 4月 2014 08:59)

    マダムnorip ありがとうございます。
    私達(というのはマタイに限って夫婦で行くと決めているので)B席は三階乍らも中央で楽しめました。末席の妙でしょうか?
    私は鈴木雅明(あっ彼は58才で夫と同じ年です)のマタイは練られている、と感じました。チェロの鈴木秀美は実兄にあたります。
    お礼に私の好きな俳句から
    風やえりえりらまさばくたに菫 小川双々子
    今気が付きましたが小川はドイツ語でバッハですね?奇遇です!!