7.生産性を高める考え方のコツ   「(生産性を高めるには)成果すなわち仕事からのアウトプットを中心に考えなければならない。技能や知能など仕事へのインプット からスタートしてはならない」  −『マネージメント エッセンシャル版』P.62− ☆生産性を高めるには成果に注目する  仕事の生産性(仕事における効率、生み出す付加価値のこと)は、ヒト(人的資源)モノ(物的資源)カネ(資金)時間の4つによって  支えれれている。生産性を向上させるには、これら4つの配分を常に検証しなければならない。  なかでもむずかしいのが人の管理。  仕事とは労働の結果だから「仕事の生産性」は、常に、成果すなわち仕事のアウトプットを基準に考える必要がある。  @分析  A最も生産的な工程の組み立て  B工程を管理する仕組みづくり  C適切なツールの提供  結果、インプットよりアウトプットが大きく上回れば「生産性が高い仕事」と評価できる。  このとき、人間を肯定的にとらえるべきである。「人は愚かで、さぼりたがるものだ」という前提から出発する経営は(ありがちだが)  結局、高い生産性に結びつかない。経営側が相手を尊重することから始めなければならない。 ☆責任を組織的に分担し、各人のやる気を引き出す  かといって尊重し、信頼し、機会さえ与えられれば、人は誰でも成果を上げようとして働くかといえば、そうとも限らない。  組織の様々な階層で、トップの意思決定が何を意味するかを考え、一人ひとりが責任を分担する。そうして現場には現場の責任を負わせ  る。そうすることにより、それぞれが自分の仕事を早く、正確に行う意欲が高まるのである。 ”仕事を生産的にするには、一人ひとりを尊重することから始め、責任を分担する!”