生誕110年記念展では片岡球子が我々と同じ年のとき描いたという「浅間山」と85歳で描いたという「富士山」が並んでいました。浅間山は混沌としています。 富士山は凛と美しい姿をしています。同行の同級生と共に人生斯くやあらんと心に決めたものです。
その翌日は五月にドックにいたときは思っていなかったサウザンドサニー号に乗る機会がありました。350トンという大きなサニー号の遊覧は20分余りでしたが海に出て行くような何だかお伽話の中に入ったような、非日常の楽しい時間でした。
片岡球子もサニー号も行こうとは思わなかったことです。このように声をかけて頂くというような事が「縁」であり己が依拠しているもの以外の価値や思考もあるのだと気付き大切にしていくことであると思いました。
cto
コメントをお書きください
keiko (日曜日, 12 7月 2015 16:27)
思いがけないご縁に恵まれる事日頃の生活から滲み出ているのでしょう。片岡珠子は画家である事位しか知りませんでしたが、回顧を読みアクノ強い画風、落選重ねても挑戦、85歳で描いた富士山、103歳まで絵の道に突き進む。「人生斯くやあらん」同感ですね。サニー号楽しみにしています
cto (月曜日, 13 7月 2015 07:58)
keikoさんこんにちは!
友人が大好きという赤富士は見られませんでしたが、本当にどの絵も大きくて力強く「面構」の人物は表情があって凄いと思いました。また80才前後から絵画制作の基本に戻り裸婦を多く描いていることや百歳を超えても神奈川県の自宅から愛知県芸大に教授として通っていたことや沢山のスケッチブックにも感銘を受けました。片岡球子は自分の絵を見た人が何かを感じて貰いたいと言われたそうですが、改めて絵画を観るということを教わった思いです。