京都薪能

薪能とは単に屋外で薪を燃やして行う能楽では無く「本来神事である」そうです。

 ただでさえ簡素な能楽堂の舞台ですが、さらにシンプルな屋外の舞台は鏡板では無く京都のこの場合平安神宮の外拝殿です。洗練とは削ぎ落とす事、本来無一物という言葉を思い出します。


舞台に空気の濃淡を作るというお囃子は夜空に消えて行きます神々に届けるように。。

神聖な気配は篝火の匂いと共に余韻となり「トウトウタラリ」と私達の心に残りました。


cto

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コメント: 2
  • #1

    keiko (土曜日, 20 6月 2015 00:05)

    平安神宮の御神火で薪に火入れする神事、幻想的な雰囲気が漂いますね。しかも平安神宮の外拝殿で薪能。友人のブログにパンフのファイルの裏に模様が透かしになって今年は夕顔が見えるそうです。さすが京都です!素晴らしいものを見てこられましたね。

  • #2

    cto (月曜日, 22 6月 2015 17:59)

    keikoさんこんにちは!
    本当に素晴らしい雰囲気でした。特に火入れのときはワァと歓声が上がったほどです。ご友人は初日をご覧になったのでしょうか?私もプロブラムとファイルを見て、今年のメインは「半蔀」だと思いました。さぞかし優美な世界だったことでしょう。私は二日目の前半しか見られませんでした。またいつか二泊してゆっくりと全部観てみたいものだと思いました。