先週、ひとりの老婦人のご訪問を受けました。
下の娘さんに土地を渡すにはどうしたらいいか?との質問でした。
亡くなられたご主人の言い伝えで、ご自身が健在なうちに名義変更をとのこと。
いろいろ話す中、娘さんふたりに自覚があり、相続の揉め事も心配なさそうなので、
よく自分の意向を家族の皆さんに伝え、相続を待ったらとご提案しました。
ご婦人は、自分がやっておかなければという気持ちから一安心された様子でした。
ところで、初訪問の方にはお名前、ご住所はもちろんご訪問のきっかけを聞きます。
その答えは何となく看板を見て!
私も何となくお名前に見覚えがありました。
本題が終わり、昔話に移るとその老婦人は教師をしていらしたそうです。
そうだ、この方は私の中学3年の時の担任をしていただいた恩師だと気づきました。
事務所に入ってこられたときも、私の名前で私の出身を気にされていたそうです。
とても温和な表情は、私の記憶を鈍らせましたし、ご婦人は私の名前に引っかかるところがあったんでしょう。
歳を重ねると、現在の記憶は薄れがちになりますが、過去の記憶はしっかりと刻まれるようです。
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