なぜ、日本人は円に自信を持とうとしないのか?

「通貨」を知れば世界が読める

 

この本いわく、1985年9月22日の「プラザ合意」以来、円という通貨がいかに世界を動かしてきたかがわかる。

しかもそれについて無自覚なわけであるから、円はなかなかハタ迷惑な通貨でもある。

 

どうも日本は、妙なところで遠慮がちでいけない。遠慮は美徳だが、へたをすれば責任回避につながる。

 

もはや、「追いつけ追い越せ」の時代ではない。「大人になりたくない症候群」はそろそろ卒業しないといけない。

 

・・・・・・・大人の国の大人の通貨を大人らしく管理する覚悟が求められている。

 

筆者は、近い将来“1ドル50円時代”がくると言っている。

 

円高・円安に一喜一憂するのではなく、構造改革を一日も早く実現し、円が「隠れ基軸通貨」から「新基軸通貨」へと変身することにより、バラ色の日本となることを期待している。

 

 

 「通貨」を巡る壮大なる大河ドラマ!と銘打っている。一読あれ!