シリーズ【経営格言】Vol.9 松本望

こんにちは!佐藤望です。

 

写真は24日土曜日の飲み会のとある風景。

 

豊橋の独逸というビアホールで『夏の陣』というお祭りメンバーでの飲み会でした。

 

指名を受け、ジョッキを手にしたら空にする…

 

ちなみに私は写っていません。

 

他のお客様に「これは何の集まりなんですか?こんな楽しそうな飲み会は初めてみました。」と素敵なお言葉をかけていただきました。

 

店員さんたちは苦笑いでしたが…笑

 

 

さて、経営格言第9回目は松本望さんです。

 

 

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                                                常に危機感を持ち続けろ

 

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松本望さんはスピーカーや映像機器などで有名なパイオニア㈱の創業者です。

 

無線技師やラジオ販売などの仕事をしていた松本さんは、アメリカ製のダイナミック・スピーカーの高音質に感銘を受け、当時アメリカ製の製品の模倣にとどまる従来の国産ダイナミック・スピーカーではなく、オリジナルのダイナミック・スピーカーを製作することを決意しました。

 

しかし、主要な部品がすべてオリジナルであるため、設計・製作など、完成までには大きな苦労がありました。

 

こうして完成したオリジナルのダイナミック・スピーカーは、当時の他社製品の2倍近い価格であったにもかかわらず、高音質が好評となり、その後の日本におけるダイナミック・スピーカーの原点となりました。

しかし、日中戦争の最中、ダイナミック・スピーカーのような贅沢品は売れなくなることを予想した松本さんは会社を整理しました。

 

当時、スピーカーなどの部品メーカーが関西に集中していたことを知っていた松本さんは、これらの部品の修理を東京で一手に引き受けるべく上京しました。

 

読みは的中し、会社の業績は大きく伸び、パイオニアの前身となる㈲福音電機製作所が誕生したのです。

 

その後、次々と画期的な新製品を開発していった松本さんは、「現状に満足せず、常に製品の質を高め、技術を磨いていくとの信念」がパイオニアの原点であると話しています。

 

まさに「パイオニア(開拓者)」という言葉はこの松本さんの信念が込められた商標だったのです。常に健全な危機感を持ち、絶えず挑戦を続けることこそ「パイオニア(開拓者)」であるために必要なことなのです。